なぜCD制作を推奨するのか?

CDが売れない時代に何故必要か
すでにプロとしてのキャリアが長く、CDも何枚もリリースしている、そういう経験豊富な著名アーティストで、何枚もCDを発売している、そういう経験豊富なアーティストは別として、いくら自分のプロフィールを文章で飾っても、いくらコンクールに入賞していても、現時点であなたの演奏能力を実際の演奏で第三者に示せるものはCD以外にはありません。
「そんな、まだCDなんて出せる実力なんてありません」、あるいは、「もう少しリサイタル経験を積んでレパートリーを増やしてからCDを出したい」「CDなんて、プロとしてデビューしてからで十分だと思っています」…もちろんいろんな考え方、とらえ方があって当然でしょう。
しかし、このような考えでは、おそらくなかなかあなたの評価は上がってこないかもしれません。
なぜなら、手渡すことのできるCDさえ持ち合わせていないのならば、あなたの演奏を聴くためには、「私の演奏を聴きたいなら、入場料を支払ってこの○○コンサートホールまでおいでください。」と言っているのと同じです。それが友人ならまだしも、これから大切なお客様になる可能性のある方であったり、将来的に重要な位置を占めるクライアントさんになる可能性のある方であったりしたら、「えらくお高くとまっているアーティストだな」という印象を与えてしまいかねません。
むしろ、「わざわざコンサートにお越しいただかなくても、お時間のおありの際にこのCDで私の演奏をお聴きください。もし気に入っていただければ、ぜひ今度のリサイタルにご招待させていただきます。よろしくお願い申し上げます。」このようにお伝えできるならば、あなたの点数は倍どころか、数倍にも跳ね上がることでしょう。
でも実際には名刺さえも持ち合わせていないアーティストも現実に存在します。これでは、多くのアーティストのいる中で、自分自身を印象づけることは到底不可能ですね。いまや、名刺とともに自分の演奏を収録したCDを手渡していく時代です。そこには、日本人がいまだに恥ずかしがる「自己アピール」の気持ちが表れていますが、これからの時代、この自己アピール力の乏しいアーティストは厳しい音楽業界を生き抜いていくことは難しいと言わざるを得ません。自己アピールは、けっしていやらしいことではありません。そこにはこれまで培ってきた経験と自信、自分の音楽に向かう真摯な姿勢、一生懸命頑張っていきたいという前向きな姿勢がうかがえ、その場でファンにしていく力を持っています。
そのひとつのグッズがCDです。
いまでは、昔と比較にならないほど安価での制作が可能な時代。このチャンスを逃す手はありません。
CD制作については、どんなことでもぜひご相談ください。